なぜWordPress(ワードプレス)を使わないの?

自分で言うのもなんですが、自分はケチだと思います。
サブスクは必要最小限にしか契約しませんし、分割払いも基本的に選びません。
だから「何も生み出さないのに発生し続ける費用」がとにかく嫌なんです。
WordPress(以下WP)の保守費も、自分にとってはまさにそれに当たります。
積極的に使わない理由
会社のホームページを作るとき、お知らせやサービスの事例を掲載したいという要望はとても多いです。
そして「担当者が自分で簡単に更新できるように」という理由で、WordPressを導入して構築するケースがよくあります。
WordPressは(比較的)導入しやすく、機能をどんどん追加できるので、使い方次第ではとても強力な選択肢になります。
- WordPressの使い方を知っている人が社内にいて
- ページを自由に追加したり
- 頻繁に内容を変更したい
-- こういう場合は、導入を検討する価値があると思います。
でも実際には、こうしたケースは少数派です。ほとんどは「決まった形式のお知らせを載せる」「事例を追加する」程度の使われ方です。
WordPressは高機能にできる反面、導入後は本体やプラグインのセキュリティアップデートなど、保守を継続する必要があります。
「更新しなくても動くから」と保守をしていない人もいると思いますが、サイトの乗っ取りや表示不能になるリスクは日に日に高まっていきます。
この保守作業、地味に手間がかかるのに、何も新しい価値を生み出しません。
だから自分の場合は、できることなら避けたいのです。
だからこうしている
では、お知らせや事例を掲載したい場合はどうするのか。
当社では、お知らせや事例の部分だけをヘッドレスCMSという別サービスを使って構築しています。
ヘッドレスCMSとは、簡単に言うと「記事の入力・管理だけを行う裏側の仕組み」のことです。
WordPressのようにサイト全体(デザインや画面表示まで)を一つのシステムで作るのではなく、「記事の管理」と「サイトの見た目」を分離して構築する方法です。
この仕組みを使うことで保守費用をゼロにでき、ランニングコストをかなり抑えることができます。
目安として、一般的な中小企業のお知らせ・事例ページであれば、月額のサービス利用料は数百円〜数千円程度に収まることが多いです(投稿数や規模によって変動します)。
これは、WordPressで月々の保守費(多くの場合、数千円〜1万円以上)を払い続けるのと比べると、かなり差が出てきます。
しかし注意するポイントも
ただし、この方法にも注意点があります。
- 大量に・頻繁に投稿する場合:お知らせや事例を大量かつ頻繁に投稿したい場合は、その量に応じてサービスの利用料が上がっていきます。
- お知らせ・事例以外の修正:それ以外の場所(トップページのデザインなど)を修正したい場合は、当社へご依頼いただく形になります。
- 対応できる業者が限られる:WordPressとは構築方法が異なるため、この仕組みを扱える技術者がまだ少数です。そのため、将来的に管理を他社へ移管したい場合、「どこでも対応できる」とは言えない点は正直なところです。
それを加味してもメリットがある
上記のような注意点はありますが、一般的な中小企業のサイト規模であれば、サービス利用料はかなり少額に抑えられます。
また、お知らせや事例以外の修正についても、頻度にはよりますが、月々保守費を払ってWordPressを運用するよりも、トータルでは安く済むことが多いというのが実感です。
「更新の自由度」と「保守コスト・リスク」のどちらを優先するか。
それを最初にきちんと整理しておくことが、サイト構築の費用対効果を大きく左右すると考えています。
まとめ
つまり、「更新の自由度」を最優先するか、「保守コストとリスクの低さ」を優先するか——この見極めこそが、サイト構築における費用対効果を左右する一番のポイントだと考えています。
当社では後者を重視した構成をおすすめしていますが、もちろんサイトの目的や運用体制によって最適な選択は変わります。気になる方は、お気軽にご相談ください。
